ベッキー&川谷絵音さんの命式

命式分析例

半年近くもサイト更新が滞っておりました。オンライン講座の混雑具合もひと段落して落ち着いてきましたので、また少しずつ記事を書いていこうと思います。

つい先日のイッテQにて10年ぶりにベッキーさんが出演復帰したというネットニュースが出ていました。改めてベッキーさんや川谷絵音の命式を取り上げてみましょう。ベッキーさんの今後は順調にいきそうでしょうか?

まずベッキーさんの命式から、この人は田畑の星である己土さんですね。

春の卯月に生まれた己土さんです

この命式はいわゆる典型的な「身弱」の分類で、命式内の悪い五行は「木星と水星」です。また命式内には存在していませんが「金星」も悪神になります。(命式内に無いからと言って常に「閑神」とは限りませんのでご注意ください)

オンライン講座の受講生の皆様ならば、もう一見してお分かりだろうと思いますが、この命式の見てすぐに分かるポイントがまず2つあります。

(1)官星(木星)に大変苦しめられるであろうこと

(2)後天運(大運)のアップダウンが極端に激しいこと

春の「卯月」というのは五行の中での「木」が旺じて強くなりすぎる季節です。その木の星が命式内にすでに3つ存在しています。こういう命式を総称して「木星大過」「官星大過」と言います。

官星大過する命式(女性編)の特徴

身弱すぎる命式、かつ、官星が大過している女性の命式はとにかく男性関係が鬼門となります。

ただし、最初はおモテになられます。比較的美人な方も多く「恋愛的にはモテている」ように思えるのに、とにかくも結婚運が最悪なのです。

それは単純に恋愛結婚運が悪いのねといった次元の話ではなく、ご本人の恋愛感覚がとち狂っているのです。好きになってはいけない相手、自分を不幸にする男性、自分をイジめる男性を好んで夢中になります。(もっと言えば、自分をうんと不幸にする男性にしかトキメキを感じないのです。要は自分自身が不幸の種を抱え込んでいるのです)

ですから、自分の生まれもった自然な恋愛感情だけで、なんとなくフィーリングでお相手選びをすれば運勢の示す通りの災難を招きます。まさにこの通りの事象を引き寄せたということが言えます。その意味で、まったく起こしている現象に意外性は無く、推命学的に見れば、命式が示す通りの現象を引き寄せたとしか言いようがありません。

こういうタイプの命式の女性は、自分がモテ女だと錯覚していると、結婚した後で大変な困難に陥りやすいのです。

たいへん失礼ですが、川谷絵音さんが魅力的な男性だとは・・私には逆立ちしても思えないのですが・・・せっかくの美人なのにわざわざこういう厄介なお相手に惹かれて沼ってしまうのです。

森三中の大島さん&村上さんみたいに、美人ではなくても幸せな結婚生活ができる人もいる一方で、どんなに美人なモテ女であったとしても、毎度「変な相手」に沼ってばかりで安定した結婚生活がおよそ続かない人もいるのです。

川谷絵音さんの命式

さて、不倫のお相手の川谷絵音さんの命式ですが

こちらは、冬の亥月に生まれた身旺の壬水です。

これは「身旺」すぎる命式で、時柱の構成次第では確率論的に(仮の)「強旺格」にもなりうる命式です。

ただ、この命式が「強旺格」になりえるのは、生まれた時間帯(時柱)が「庚子、辛亥、壬子」の3つの時間帯だけです。

その場合でも「破神」が命式内に若干存在しているので、特殊格の成立可能性として100%だとは言えません。およそ50%の成立確率ですから実際どっちかは分かりません。なので、こういう命式は特に慎重に判断していく必要があります。

私はこの人は「強旺格」ではなく「普通命式」だろうとみています。

強旺格ならば、このように世間から後ろ指を指されるような不倫問題をこんな人生の早い年齢から起こさないと思うからです。(普通命式と特殊命式では、似たような同一命式であっても動機や行動パターンがまったく違ってきます)

この命式の特徴は、度を越えた身旺であり、かつ、命式内に用神の星がありません。ちまたの鑑定師でこの命式の用神を「戊土」だと断じている人がいますが、それは正確な用神選定法ではありません。

用神選定法は「命式分析の基礎中の基礎」ですから慎重に習得すべきです。

この「壬水」もそうですが、十干のうちの過半数ぐらいは「身旺」の場合に用神系統が2つの方向に分岐する傾向があります。その際の用神選定に皆さん迷われているケースがかなり多いです。

(これについては「基礎理論編」の最後の十干論のところで簡単にお伝えしています。1つ1つ詳細には「上級クラス」の後半部で学びます。実際ひじょうに複雑です)

幸いこの方は、ラッキーにも「用神到来の運勢」がわりと人生の早い時期に到来しています。大運の21~40才までの20年間は何をやっても上手くいく超ラッキータイムです。しかし、それは一生は続きません。

別記事でも書きましたが、大谷翔平選手もそうですね。人生のラッキータイムは永遠に続かず、長い人でも20~30年で必ず終わります。大谷選手も用神運が終わってから明らかな運勢低調になり始めています。

誰の人生にも「良い時期」もあれば「悪い時期」もあり、この両方を通って人生経験の学びをさせられます。順風満帆の時にしか経験できないこと、絶不調のどん底でしか学べないこと、人生にはどちらの極もあるからです。

用神を全く持っていない人は「運勢の良い時期」には「過ぎた欲望と傲慢さ」を丸出しにして、他人を踏み付けて迷惑を掛けて生きやすいですし、一方の「運勢が悪い時期」は、今度は自分はもう生きている意味も無いと絶望して自暴自棄になって自死するか、いくら努力したところで意味が無いんだと開き直って、今度は誰かに責任転嫁して自分が不幸なのは○○のせいだと言ってみたりします。

小人※(しょうじん)は、調子が良い時にはすぐに有頂天になり傲慢になり、他人を顧みず自分の欲と利益だけを貪り、一方で、運勢が悪い不調期には、まともな努力もしないで他人に責任転嫁して人格が腐ります。このような命式を古典では「下格」と称してきたわけです。※「小人」とは儒教古典でいう「徳の無いつまらない小人物」のこと

「用神」を命式に2つ以上持っている人(=君子)は、運勢の悪い大変な時期は自分を戒め、より一層の然るべき努力に励み、運勢の良い順風満帆の時は、驕らず「実るほどに頭を垂れる稲穂」のようにして謙遜になり、我欲を出し過ぎず、むしろ周囲の他人を労って援助します。このような命式を古典では「上格」と言ってきたのでしょう。

つくづく、人間の本質(徳性)というのは、調子のいい絶頂期と調子の悪いどん底期の2点を見れば、その人の本質が分かるものだと思わされます。言ってみれば、この2つともが「神様からの試験」のようなものです。

川谷氏の命式&大運にお話しを戻しますが、こうしたフィーバー期間中は「悪事をやってもお咎めなし」「悪事が露見しにくい&本人の責任が問われにくい」という傾向があります。なぜベッキーさんにだけ風当りがキツい結果となり、川谷氏はたいして影響を受けなかったのか、が説明が付くでしょう。

しかし、この都合の良い時期は一生は続きません。お咎めが無いからと調子に乗って、散々やらかして人様に迷惑を掛けて欲望のままに生きてきた人は、その後の用神が去って不調期に突入した途端に「ツケを払わされる」ことになります。それまで行ってきた悪事が露見して責任を問われるなんてことも多く見られます。

さっきも言ったように、この命式は「戊土」が用神ではありません。次の41才からの戊辰運から明らかに不調に転落するでしょう。そうなった時にこの人の真価・本質が見えてきます。良い運勢の間に、周囲の人に親切にして他人の幸福を増し加えるために貢献(奉仕)する意識で生きてきたのか、それとも、自分の我欲のままに他人を利用して欺いて生きてきたのか、その結果が判明するでしょう。

この人のように、原命式の中に「用神」が存在しない人は多くいます(というかそれが世の多数です)

こういう場合に、大運(後天運)にだけ「用神」が到来しても、その人の持って生まれた人間性までは変化しません。ただラッキーな時期、運勢フィーバー期にはなりますから、割と本人の思う通りに物事は進みます。多くの人は、そのようにして約20年ほどの「用神運」を生まれつきの「我欲」のままに生きてラッキー運を消費し尽くして終わります。その運勢の後には何も残りません。「用神運」は過ぎ去れば何の効果もなく、元の悪い運勢に戻るだけです。

本当に賢い人、推命学を正しく知っている者は、その期間中に「用神の特性」「用神の効果」をなるべく身に付けるように=内的に定着させて留める(いわば魂に刻み込む=習い性となる)ように工夫します。単に「良い運気」「楽しい運気」を浪費・消費して過ぎていくのか、自分に欠落している足りない要素を習得するような内的な努力や自己変革を行うのか、そこが分かれ目になります。

しかし、残念ながら大多数の人はそのような「用神修得の努力」をしません。だからこそ、生まれつきの星の示す通りの現象(落とし穴)に陥るのです。また命式内に用神を一切持たない人は、そのような軌道修正の努力をしようという発想すら持ち合わせていません。

これは生徒さんでもそうですが、たとえ推命学を習っていても、具体的に「用神を使う」ということがどういう事を意味するのかが分かっていない人もまた多い。抽象的に理解しているだけで、それでは現実に「実践レベル」では使えない知識です。

例えば、日干無根の人はちょっとした事ですぐに何でも投げ出します。根気を持って物事を継続することができない性分です。こういうことは本人自身が「最も自覚していない」ものです。本人が「欠け」を自覚して「それを直そう」と意識して努めないことにはダメですね。いくら学んでも自分自身が実践しないのであれば何の意味もありません。

ベッキーさんの今後の運勢は?

ベッキーさんの方にお話を戻して、今後の運勢的にはどうなのでしょうか。彼女はこのままスムーズに地上波での活躍に復帰できるでしょうか?

結論から言うとかなり厳しいでしょう。後天運の大枠(7~8割)を決めている10年ごとの「大運」が依然として逆境運のままです。

今年はたまたま年運で「丙午」という最良の用神運が巡ってきたので、このような復帰のチャンスに恵まれたのだろうと思います。他人からの援助や目上や有力者からのサポートが得られやすい運気です。

春の卯月に生まれた己土さんです

推命家としてアドバイスをするならば、今年(丙午)と来年(丁未)までは「年運」による後押しが得られます。つまり、この2年間が勝負です。できるだけ縁故でもコネでも何でもフル活用して、とにかく地上波番組やサブスクチャンネル等への出演自体をどんどん積極的に増やすべきです。この2年の内にベッキーがあちこち出演してても「普通だよね」と視聴者が思うぐらいに=批判のしようも無いぐらいに「既成事実化」しておく作戦です。ここで変にビビッて様子見しつつ、世間の顔色ばかりを伺って、出演自体を控え目にしていれば、2年間の幸運期はあっという間に通り過ぎます。

多くの人はこのようにして、積極的に勝負に出るべき時期と、そうでなくなるべく控え目に慎重にすべき時期を間違えます。推命学は「転ばぬ先の杖」です。

私が気になるのは、そのもっと先の大運です。

50才以降の大運は明らかに「健康問題の悪化」を示しています。いまは何ともなくとも、内臓系のガンの発生などがおそらく生じやすいです。こういうケースでは、実際に50才以降の大運に入る5年以上前から検査を重ねて「早期発見」しておかなければ最悪生命に関わる場合もあります。

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