お久しぶりでございます。約3ヵ月ぶりの記事更新になります。夏季中は多忙のためいに新規受講と鑑定依頼の申し込みを一時ストップしておりましたが再開いたしました。

さて当初の見通しを裏切って、小泉進次郎を破って高市早苗さんが自民党総裁に選出され、その後の紆余曲折はあったものの、21日に首班指名を経て、日本初の女性総理大臣に就任しました。その後の展開を推命学的な視点から分析してみましょう。
「年運の後押し」が強力な時期が到来
高市早苗さんの命式は、すでに以前の記事でもUPしていますが・・己土卯月の命式です。
出生時は分かりませんが、噂で聞いた説では明け方の丙寅~丁卯あたりではという情報もあるようです。

この命式は分類で言えば、どの時間帯に生まれていても「身弱」の命式となります。正午前後(朝9~昼15時)に生まれていれば身弱ではあってもある程度の用神を備えている形になってベターです。
10年ごとの後天運(大運)では、20~50才までの30年間に用神が旺じる運勢を巡っていたのですが、54才以降は用神の力量が切れて弱運に入っています。
なので、総理大臣になる後押しが得られる運勢では現在ありません、と以前の記事でも書いていたかと思います。(どちらかと言うと50~60代の20年間は健康面にも注意が必要な運気です)

しかし、2025~27年にかけては彼女にとって強力な年運が到来します。乙巳・丙午・丁未の3年間です。
(第1回目の講座でも習う内容ですが)この丙午・丁未のように、天干と地支に同じ五行が重なる組み合わせを「専旺干支」と言います。
これは非常に強力な組み合わせのため、良くも悪くもハッキリと明確に事象が現れます。このような組み合わせは60年に1回しか巡ってきません。
つまり、彼女は10年単位の大きな運勢サイクル上は現状あまり良い運勢ではありませんが、もう少し小さな「年単位の運勢サイクル」においては強力な後押しを得ている状況です。
結論から申し上げると、おそらく高市早苗政権は再来年の2027年(丁未年)もしくは、その残余で2028年(戊申年)の半ばぐらいまで約3~4年は続くのではないかと想定しています。
特に来年の2026年(丙午)は向かうところ敵なしの運勢絶頂期に入るので、解散総選挙を打って出れば以前の安倍政権の時と同じぐらいに大勝するでしょう。
高市政権に期待できること
積極財政路線に回帰して、財務省の愚かな官僚たちをしっかり押え付けて、必要な政府投資を行って頂きたいですね。
己土は「陰の土」で柔らかな田畑の土に例えられる存在です。十干の中では最も地味で目立たない存在です。
本来はあまりトップに躍り出て、多くの人の注目を一身に浴びることは得意な十干ではありません。どちらかと言えば、縁の下の力持ちで、他人の背後でバックアップしたりサポートする方が得意な十干です。

それを考えると、彼女の役割としては、今まで予算が削られていて発展を阻害されていた分野にしっかりと政府が予算を投じて必要な投資を積極的に行うことで、将来の日本経済の土台となる先端技術等を生み出していくことがハマり役だろうなと感じます。己土は土壌がしっかりしていれば、豊かな生産力をもって多くの成果(収穫物)を生み出します。

世界に大きく後れを取っているAI分野、次世代エネルギーの小型核融合炉、メタンハイドレートの実用化、ロボットの産業活用を後押しして人手不足の解消を図るなど、これまでの自民党の政権では、霞が関官僚たちや経団連等の既得権益に阻まれて進めてこられなかった財政・経済政策を一気に加速して頂きたいところです。
「維新」との連立は彼女にとって助け船
公明党の離脱(してくれた)によって一時は頓挫するかに思えましたが、維新から助け船が出て連立政権となりました。この展開は誰も予想しなかったでしょう。
維新側からしてみると、党勢が低迷して今後の展望が見えず、大阪万博も終わって今後の展開が見えない中にあって、副首都構想によって大阪の再開発(大規模な公共投資)が加速することになりますから、そのメリットを取ったのでしょう。

火星が用神となる高市早苗総理にとって、維新の吉村さんは必要な用神(ダブルの午午)を持っている相手に当たります。この組み合わせは、高市さんのほうに一方的な恩恵が大きい組み合わせとなるでしょう。
ただし、以前の記事でも書いたように、吉村代表にとっては丙午・丁未は最悪の年運です。火星がこれ以上炎上すると、連立参加がキッカケとなって党の分裂に繋がらないかという懸念は残ります。今年いっぱいはともかくも、来年以降はかなり維新に関しては波乱含みな展開が予想されますね。
おそらく、このままズルズルと明確な目標もなく惰性で国政政党を存続させるよりも、当初の目標であった大阪都構想を実現させて、その後に潔く国政レベルから撤退して地域政党へ戻るといった方向性なのではないかと思います。
基本的に自民党と連立を組んだ政党は、だいたい過去の事例を見ると、その後に政権残留組と独立組で党分裂したり、自民党に吸収されたりというのが通例です。それも覚悟の上で、維新側は今回の連立に踏み切っていると見るべきでしょう。
繰り返される玉木雄一郎のトンチンカンぶり
公明党の離脱を受けてしたたかに与党に急接近して電撃連立に漕ぎ付けた維新に対して、またしても訳の分からない迷走を繰り広げてトンチンカンぶりを遺憾なく発揮しているのが玉木雄一郎という男です。
玉木の命式はすでに1年前にくわしく書いていますが、一見して分かる天然トンチンカンの命式です。
この人が党首にいるかぎりは、重要な局面での判断をことごとく誤るので、党勢も伸びないし政策実現は無理でしょうねと予言していました。その後の、山尾志桜里ショック、そして、今回も首班指名を巡っての迷走ぶり。もうお分かりでしょう。
似たような命式の有名人に小室眞子さんがいます。彼女は身旺寄りの命式、玉木氏は身弱の命式という違いはあれど、どちらも天然トンチンカンで人生迷走する命式の共通性があります。
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