未来予測と軌道修正の大切さ ~加護亜依さんの命式から

命式分析例

四柱推命が他の占いと比べて抜きん出て使い勝手が良いポイントがあります。

生年月日のデータを基にして一生の運勢を占う「命理占」は四柱推命以外にもいろいろな種類があります。

西洋占星術モダン占星術古典占星術はまったく別の理論体系ですが)もそうですし、東洋占では推命学以外にも紫微斗数なども有名でしょう。

しかし、これら他の命理占と比べてもやはり四柱推命のアドバンテージが際立っているのは、人生を10年刻みの大きなスパンで捉える長期的な「未来予測の精度」が非常に高いという点です。

残念ながら、西洋占星術や紫微斗数の未来予測法は実はたいして精度が高くありません。1年ぐらい先の近未来のことはある程度予測できますが、それ以上もっと先の遠い未来となると予測が難しくなってきます。

それに比べて、四柱推命の大運法に基づいた長期的な未来予測は非常に精度が高く、現在のうちにどう備えるべきか?何に尽力すべきか?いざ事が起こるタイムリミットまでにどう軌道修正していくべきか?といった「傾向と対策」が立てやすいのです。

加護亜依さんの命式から分かる未来予測

元モーニング娘(ミニモニ。)の加護亜依さんの命式を例にとって、推命学の未来予測法について考察してみましょう。

この命式は五行が非常に偏った命式です。とにかく木行が多すぎます。出生時刻がよく分かりませんので、生まれた時間帯によっては「特殊格」(従児格)が成立する可能性が確率論的にわずかにあります。

しかし、30才を超えていても目ぼしい破格の現象が出ているとは言えず、2度目の結婚生活が今のところは継続できていて比較的落ち着いた生活ができているわけですから、この命式は特殊格ではなさそうです。(もし従児格ならば30代もっと運勢大荒れになるはずですから)とりあえずは、普通命式として鑑定していきましょう。

なぜ10~20代が大荒れだったのか?

この命式は「身弱」の命式です。枯れそうな壬水(小川)が「茂りすぎた樹木」にどんどん吸い上げられてさらに衰弱していく姿です。

では、この命式にとって弱っている日干を強める「水の五行」は吉神となるのでしょうか?実際に10~20代の大運では強力な水星が巡ってきていました。

しかし、実際の事象経過は皆さんがご存じの通りです。2度の喫煙がバレて謹慎処分からの除籍。20代に入ってからは結婚した元旦那(暴力団関係者)からDVを受けて離婚。あまりにも波乱含みの荒れた運勢でした。

この命式にとって、ちまたでは日干を強め「吉」といわれるであろう水星は必ずしも「真の用神」ではありません。

キホン的な扶抑用神法だけの視点だと「水も金もどちらも吉です」と言いたくなりますが、実際は水星には「大きな副作用」が伴います。(こういう時に「五行図」を書いて考えるとよく分かりますね)

推命学では扶抑用神論という基本的枠組みで、まずは大雑把に「良い五行」と「悪い五行」を最初に仕分けるのですが、実際の鑑定ではさらに別の視点を一段二段と嚙まさなければなりません。

「良い五行」として分類された五行の中でも、命式の悪神を抑制・中和できる「真の用神」と、そうした根治療法的な効果を一切持たない「みかけ上の吉神」をきちんと区別しておかないと、実際には精密な鑑定ができません。

加護さんの命式・後天運では、10~20代にかけて「みかけ上の吉神」「副作用を伴う星」だけが専旺干支に近い形で到来しました。

ハロプロのモーニング娘に入れた、という点では一見良い吉運だったのかと思いきや、運期の途中からはボロボロと破綻をきたします。

このような時期は本人がどのような意識で何を心掛けたかによって、少しずつ運勢の舵取りが変わってきます。(いちおうは日干が強められる運期ではあるので最悪死ぬことはないでしょう)

推命学の役割は「転ばぬ先の杖」

「運」は「運ぶ」という字の通り、本人が何を考え意識して行動したか(しなかったか)に応じて、運勢事象は展開していきます。その意味で、吉も凶も基本的には本人自身が撒いた「運命の種」が発芽した結果なのです。

加護さんの場合、10~20代の時に「水星がもたらす副作用」を自覚しつつ、運勢を荒さないように軌道修正する努力をしていたならば、もっと悪しき事象は軽く済んだはずです。ここまで事象が荒れなくても済んだという「別の道」もあったのです。

推命学の役割はひとことで言えば「転ばぬ先の杖」です。

自分で悪しき種を散々蒔いて、不良な現象を次々起こした後では「すでに後の祭り」です。後になってからリカバリーしようとしてもできる事には限りがあります。まさに「覆水盆に返らず」です。

さらに、50才や60才を大きく超えて晩年期に差し掛かってくれば、未来に向けてできる事(対策法)はかなり限られてきてしまいます。ですから、出来るだけ人生の早いうちに若い頃に、自分の命式の特徴と未来予想を知っておくに越したことはありません。

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どのような傾向が生じやすく、どのような悪しき運勢の種を自分自身が巻きやすいのか?を予測した上で、そうならないように「悪しき星の誘惑」に逆らって意識して少しずつ改善・軌道修正するように努めた人が勝利を得ます

あるいは、未来のどこかで「非常に良い運勢の時期」が到来するとしても、それまでの人生において実際にどのような良い種を蒔いて、畑を耕すような運勢努力・自己改善をどれだけ行ってきたのかに応じて、その吉運に入った時に享受できる結果と中身が大きく変わってきます。適切な種を蒔いていなければ、何の花も実もならないのは自然の摂理ですよね。

鑑定師がお伝えすることは、あなたの命式の傾向性(運命の遺伝子)、悪しき星からの作用と因果関係(悪神論)、それを改善して開運していくための具体的な方向性(用神活用法)、人生の途上に起きてくるであろう事象の未来予測とそれまでに何を備えておくべきか?の人生指南に尽きるのです。

そして、人生には「職業選択」と「伴侶選択」という2つの大きな選択があります。

この2点において悪神に引っ張られた不良な選択をせずに、正しく用神の方向性に従った選択を行えているならば、その後の人生が大きく崩れることはありません。

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