7つの主要チャクラの働き②

パワーストーン活用法

長くなるので記事を2つに分けました。7つの主要チャクラの後半を見ていきましょう。

4チャクラ=愛と相互信頼の座

第4チャクラは心臓のチャクラ、ハートチャクラと呼ばれ、サンスクリット語ではアナーハタ(奏でられない音=内的な音)と言います。関連付けられるカラーは「緑」で、対応するエレメントは「風」です。

アナハタのシンボルは12枚の花びらから成り立ち、それぞれが「喜び」「平和」「友情」「調和」「忍耐」「愛」「明晰さ」「慈悲」「純粋さ」「理解」「許し」「祝福」といった特徴を象徴しています。

第4チャクラは7つのチャクラのちょうど真ん中(中央)に位置します。人間存在の中心という位置づけのチャクラであり、下の1~3チャクラと、上の5~7チャクラの「上下を統合する」重要なポジションにあります。

ここが司るものは「愛」と「信頼」です。

下部のチャクラも上部のチャクラもすべてのチャクラはこの第4チャクラに向かって最後は統合されていきます。いわば全ての「活動の終着点」となるのがこの4チャクラ(アナーハタ)なのです。

言ってみれば、人間にとって「愛」というものがどれほど根源的なエネルギーであり究極目的であるのかということを指し示しています。その人がどんな人であるか?ということは、その人が「何を愛するか」「何を信じるか」によって究極的に証明されるのです。

4チャクラを最も強力に活性するグリーン系の代表格ペリドット(橄欖石)です。ペリドットは明るいオリーブグリーン(黄緑色)のため、3チャクラにも多少響くため、感情を安定させて気持ちを明るくポジティブにしつつ、他者に対してオープンに心を開いて相互の信頼関係を深める働きをします。

ここがマイナス活性や不調であれば、他人を信頼し愛することが大きく妨げられます。人を見ては疑えという非常に猜疑心が強く、他人を良く思わない人間性が出来上がります。

そういう人は、おのずと孤独になっていくでしょう。他人に心を開かないからです。また不必要なプライドの高さに凝り固まっている人も多いです。ゆえに気難しい偏屈な人物と思われて周囲から倦厭されて人がどんどん離れていくのです。あなたの近くにもそういうタイプの方はいらっしゃらないでしょうか?(巷の占い師にも結構こういう偏屈なタイプの人って多いですよね)

ガーネットの中でもグロッシュラーやツァボライトといった品種は綺麗なグリーン発色になります。これらも4チャクラを強く活性します。

だいたい、そのようなマイナス活性型の人は、前回の2チャクラと同様の原因が見られ、幼少期の母子関係・父子関係において深い愛着関係、愛情供給、信頼関係が安定的に形成されなかった人が多く見られます。

他人を信頼して多く愛することができる人というのは、先んじて自分自身が親から多く愛されて無償かつ無条件の愛情を受けて育った人であると言えるのです。愛はそのようにして循環します

クリソプレーズ(緑のカルセドニー)はオーストラリア産のものが多いですが、カルセドニーの中では希少性が高く、価格も高い方です。

人間ひとりが「自力」で「修行」して頑張ってみたところで、その人の内部から「他者への愛」が自然に芽生えてくることはありません。(自力修行諭の限界と盲点)

他者への愛の発露は、先立って「自分以外の誰か他者から豊かな愛を注がれた」という事実に起因していて、本人の努力とは無関係におのずと生じる応答(愛の受容)の結果であると言えるからです。「多く愛された者ほど、多く愛することができる」のです。

4チャクラを活性する代表的な石の1つがアベンチュリン。しかも安価で効果も高いというパワーストーンの典型のような石です。フックサイト(雲母)のキラキラが内包されているものだけが本物のグルーン・アベンチュリンです。

一方で、4チャクラが活性している人は、他人から好印象を持たれやすく、一言でいえば「気のいい人」「気さくで親切な人」に感じられます。

悪く言えば「お人好し」とも言えます。「愛されキャラ」誰からも愛される人になります。

また4チャクラが深いレベルで活性化している人は、非常に共感能力が高まります。相手の気持ちに共感したり、相手のことを深く理解する力が高まります。4チャクラは「万物と同調するチャクラ」とも言われます。

ペリドットのペンダントトップ

4チャクラを活性する石の代表は、ペリドット、アベンチュリン、グリーンガーネット(グロッシュラー等)、クリソプレーズ(緑玉髄)、グリーントルマリン、モルダバイトなどですが、わりと緑色の鉱石は種類が多いので選択肢は他にもいろいろあります。また4チャクラを「制動して癒す系」の石としてはクロムダイオプサイドが挙げられます。

4チャクラの傷つきを癒して整える石であるクロムダイオプサイド

心理学的な発達理論との関連でいうと、4チャクラは大人になってから「他者との愛情・信頼関係」をいかに形成していくかという課題にリンクしています。

最初はごく親密な男女&夫婦関係から始まりますが、他者愛や相互信頼の対象はどこまでも広がっていくものであって、限界がありません。

4チャクラが活性するに比例して、他者愛と相互信頼の広さ(範囲)・質・深さが拡大していきます。またそれは人格的・霊性における「魂レベルの成長」ともリンクしているのです。

5チャクラ=本音の言葉とコミュニケーション

5と4チャクラにはかなり密接な関係があります。どちらも対人関係に深く関わるチャクラです。

古代サンスクリット語では「ヴィシュッダ」(清浄・浄化)。インドの5大エレメントでは「空」です。

喉のチャクラとも言われるように、声を発すること、何かを言葉で伝えること、他人とのコミュニケーションに関わるチャクラです。対応するカラーは「ライトブルー」つまり薄い青や水色です。

5チャクラを活性する代表格のブルーレースアゲート。高ぶった感情を沈静化して気持ちを穏やかにする作用も強いので、短気でイライラしがちな人にも向いています。

5チャクラを活性化する代表的な鉱石は、ブルーレースアゲート(空色縞瑪瑙)、アマゾナイト、アクアマリン、ラリマー、エンジェライト(セレスタイト)、アパタイトなどです。

4チャクラや5チャクラの共通点は、自分以外の他者との関わりを前提としたチャクラであるという点です。

「愛」も「コミュニケーション」もこの世に自分1人しか存在していなければ発生しようがありません。自分以外の誰か他者との間で生じるものが「愛とコミュニケーション」だからです。

アクアマリンも代表的な5チャクラの石ですが、同時に「脾臓のチャクラ」も強く活性します。「水」を象徴する石なので、水星が用神の人とっても最適でしょう。

1~3までの下部チャクラだけで言えば。極論は1人だけで自己完結することも可能です。

例えば、農村で1人農業をしている、焼き物の器を作る職人をしている等で、ひたすら「物だけを相手」にして仕事をして1人で生きている人にとっては、4チャクラよりも上位のチャクラは必要ありません。そこには、本当の意味での他者はいないし、愛もコミュニケーションも発生しようがありません。

ラリマーも5チャクラの石ですが、今や希少石で非常に高価になり入手が困難な石となっています。

社会生活をして、他者との関係を持って生きていくために初めて4~5チャクラが重要になってくるのです。その意味では、人間の人間たるゆえんを示すチャクラであるとも言えます。

5チャクラは、自分の本音や考えを相手にスムーズに伝える、また、相手の気持ちや考えを素直に受け取る、という双方向で働くコミュニケーションのチャクラです。語ること、聞くことのどちらもが5チャクラ管轄です。

アマゾナイトも代表的な5チャクラ活性の石です。産出地による色彩の違いが多く、ブルーの濃いものからグリーンの濃いもの、不透明な長石から、上のようにケイ素を含んで透明なもの(アマゾナイトシリカ)まで多様です。

ここがマイナス活性・不調になると、嘘ばっかり言う、本音とちがう建前の飾り立てた言葉ばかりを使う、自分の気持ちが素直に言えない、喋るのが億劫人の話をまともに聞こうとしない、虚栄心・見栄・プライドが高く自分の本心を見せられない、といった傾向が強まります。

いくらペラペラと立て板に水でお喋りな人であっても、それが本心や本音のコミュニケーションでなく、うわべを取り繕うための=虚栄心に基づく「偽りの言葉」の羅列にすぎなければ、到底5チャクラが活性しているとは言えません。

ドミニカ共和国でしか採掘されない希少石のため、新規の供給がストップして価格が高止まりしています

自分の本音や本心を相手にスムーズに伝え、相手の気持ちもスムーズに受け止めようとするのが5チャクラの健全な働きだからです。「よく聞いて、よく伝える」ことです。

また、4チャクラの他者愛と相互信頼は、5チャクラの本音のコミュニケーションと深く関連します。

信頼心が無ければ本音のコミュニケーションが成り立たず、また、本心からのコミュニケーションがなければ相互信頼と愛は深まりません。4と5は入れ子の関係になっています。

近年マダガスカルで産出されるアマゾナイトには上のようなマーブル模様が入った青味が強いアップルグリーンの美品が多く見られます。

ちなみに、水色の石には、5チャクラだけでなく4チャクラ脾臓のチャクラにも同時に働く石が多いです。アマゾナイトとアクアマリンがその典型です。

アクアマリンは5と脾臓に等しく働き掛けます。アマゾナイトは4・5・脾臓の3点に均等に働き掛けます。

鮮やかなライトブルー発色のアパタイト

多くある水色系の石の中でも、他と全く作用が異なるのがアパタイトです。

これは他者へのコミュニケーション力ではなく、自己の内部における「明晰な言語化を助ける」という働きをします。(自分の内なる思考や感情をもっとも適切な言葉にして表現することを助ける)

なので、喋ることに苦手意識が強い口下手な人(営業マンなど)や、文章など明晰な言語表現を要求される職種の人などに適した石だと言えます。

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