7つの主要チャクラの働き

パワーストーン活用法

新年度で超多忙のため久しぶりの記事更新となります。パワーストーンとチャクラ関係のお話が途中だったので続きを書いていきましょう。

前回はマイナーチャクラをいくつかお話しましたが、主要な7つのチャクラについて改めて解説しておきたいと思います。いわゆる大半のパワーストーンはこの7つのチャクラのどこか(あるいは複数個所)に強く作用して活性化する働きをすると思っておいてよいでしょう。

1チャクラ=活力・生命力の座

尾骨に位置する第1チャクラは、古代インド語(サンスクリット語)でムーラダーラと言います。「根」「基底」の意味です。ここが管轄するのは、生命力・肉体的な活力そのものです。「やる気・元気・いわき」ですね。

元気に生活している普通一般の人にとって、あえてここを強化しないといけない必要性はそんなにありませんが、弱っている人にとってはマイナス活性になりとことん落ち込んでしまう傾向のあるチャクラです。

この世で生きていくための物質的エネルギーの供給源で、肉体を養う活力や生命力そのものを扱う座ですから、ここが弱っている人は「生きてゆこう」とする覇気・気力・意志が非常に弱く希薄になります。

大病を患って入院生活が長かったり、大きな手術をした術後の回復療養中だったり、希死念慮が強く自殺願望がある人など「生きようとする意志が希薄」「身体的に弱っている人」においては、この1チャクラが弱っている人が多いです。もともと虚弱体質の人なんかも弱いでしょう。

そのような人は1チャクラを強めて活性していかなくてはなりません。1チャクラに共鳴するのは赤い石系統です。

1チャクラを代表する石のガーネット。ただし波長が合わない人も多い。ガーネットは種類が多く、安く流通している品種はアルマンディンと呼ばれるもので赤いというよりも赤黒い石です。綺麗な赤の発色が出ているのは上のパイロープやマラヤといった種類のガーネットです。

代表的な石として、ガーネット、カーネリアン、レッドジャスパー、ヘマタイトインクォーツ(赤鉄鉱入り水晶)、キュープライト(赤銅鉱)、ルビーなどが挙げられます。

活性する強さ順でいうと、ガーネット・ルビー・ヘマタイトインクォーツ(別名アグニタイト)はかなり強烈に(強制的に)活性化します。

カーネリアンとは「赤いカルセドニー」(玉髄)のこと。上のように縞模様が入っているものは「サードニクス」と別名でも呼ばれます。

一方で、カーネリアンやレッドジャスパーは穏やかに時間をかけてじっ~くり体質改善していく作用に近いでしょう。漢方薬的に温めるような作用です。その人の状態によってこれらを使い分けると良いでしょう。

このように赤い石と言っても「幾つかの候補」があります。「じゃあどれでもいいのか?」と思うでしょうが、実は「全ての石」が誰にも使えるわけではありません。

というのも、私たち個人とパワーストーンの間にも「相性の良し悪し」があるからです。石が発している波長と、私たち1人1人の発している波長がうまく嚙み合って一致しやすいかどうかが個々人によって違います。

「石の波長」と「個人の波長」がリンクしやすい=共鳴しやすい場合は、そのパワーストーンの効果が大きく現れます。しかし、波長がまったく合わない石は、持っていてもほとんど効果・作用は期待できません

たとえば、分かりやすく数字で表現するとすると、ガーネットという鉱石が「7」という波長を発しているとしましょう。Aさん個人の発している波長が「8」だったとしたら、両者の最小公倍数は「56」でしかありませんから、56回の周期に1回しかシンクロができません。つまり、まったく波長が噛み合わず効果が期待できないということが言えます。

この世に存在する全てのモノはそれぞれが波動を発しています。世界は光も音もすべてがエネルギー波動によって構成されていると言ってもよいのです。

しかし、カーネリアンの発する波長が「4」だとしたら、公約数は2、公倍数は8,16,24と8の倍数でシンクロ共鳴するので非常に合いやすく使いやすいということが言えます。

実際に、ガーネットの波長はけっこう特殊なために相性が合う人の方が少なくカーネリアンやジャスパーは誰にも合いやすい(なじみが良い)という傾向が見られます。

音楽をやっている方は「和音」や「音階」の調和・不調和の原理があることを知っているでしょう。和声学やコード理論ですね。完全3度や完全5度は美しい和音として共鳴することが知られています。

こうした和音の理論(数学的な音楽理論)を最初に考案したのは、古代ギリシャの哲学者ピタゴラスと言われています。

彼は、宇宙を含めたこの世の森羅万象は固有の数学的原理を持っていて、それぞれの物が一定の波長を発していると考えました。特にその最たるもの=巨大な物体こそが天体(星辰)です。

ピタゴラスは音楽と数学をどのように結びつけたのか?ピタゴラス音階、オクターブや完全五度、完全四度の発見、宇宙と音楽の関係とは?宇宙のハーモニーとは?【歴史解説】

太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星の7つの天体ドレミファソラシの7音階が結び付けられ、この宇宙には天体が発する霊的な音楽が奏でられており、私たちの目には見えない不思議な隠された数学的な調和・秩序原理が働いているとピラゴラス派は考えました。こうした宇宙論を「ハルモニア・ムンディ」と言います。

また「2つの音叉」が共鳴・共振する現象は分かりやすい事例です。

同じ材質でできた2つの音叉(つまり波長が同じ)の片方だけを鳴らすと、やがて離れた場所にあるもう1つの音叉も鳴り始める(共振を始める)のです。実は鉱石と対応するチャクラもこのような共鳴現象を起こすのです。

このように、個人と石の波動がマッチングしやすいかどうか?も本当は考慮しないといけないので、本に書いてある不確かな石言葉で選んでもしょうがないのです。

ちまたに溢れる「取ってつけられたような石言葉」は一切無視して、実際に手に取ってみた時どのように直感的に感じるかで選んだ方がむしろ正解だということがいえます。

上の説明文のうち下半分は1チャクラではなく0チャクラ(グラウンディング作用)の説明です。ジャスパーはグラウンディング作用の強い石でもあるからです。

同じ1チャクラに作用する赤い石が複数あった場合に、その複数のパワーストーンのうちで「どの石がその人に適合するか」は実際に使ってみないと分からないところがあります。感覚が鋭い方ならなんとなく「この石は合わないな」というのが感じ取れたりもするでしょう。

あるいは、石のエネルギーと個人のエネルギーを鑑定できる「専門の能力者」にエネルギーリーディングをしてもらわないと(どのチャクラが弱っているのかも含めて)正確には分からないところがあります。

さて、1チャクラですが最初に書いたように普段元気に生活している人には赤い石を使う必要性は少ないと思います。下手に多用するとかえってイライラしやすく短気で怒りっぽくなるかもしれません。

アスリートやフィジカル面の強化を課題にしている人にとっては多少使い用があるかなといった感じでしょうか。あと寒い冬季は「温める作用」が赤い石系統にはあるかもしれません。

2チャクラ=自己受容と愛着関係

2チャクラはその解釈が多く分かれるチャクラの1つです。仙骨のチャクラと呼ばれ、対応する色はオレンジです。古代インド語ではシュワディーシュターナ(=自己の基盤)と言います。

ちなみに、人間が赤ん坊としてこの世に誕生してから成熟し老成して天に帰るまでの発達段階として、1~7のチャクラを階段状に捉えると分かりやすいです。

赤ん坊の発達課題が1チャクラ、乳幼児の発達課題が2チャクラ、少年少女期が3チャクラ、青年期が4チャクラ、成人(社会人)になると5~6チャクラの発達が要求されるようになり、老成して霊界(天界)に帰るころになると霊的な感覚を開く7チャクラが課題となる。そのような人生発達の諸段階とリンクしていると考えると分かりやすいでしょう。

1チャクラは、生まれた赤ん坊がまず「肉体を形成」して生命力を培う=生きていくことを意味する基盤です。

次に3才までの乳幼児が経験するのは、母子の密接な愛情関係(愛着関係)や肌が触れるごく身近な近親者との情緒的交流(依存と安心)と、それを土台とした「個の意識」の芽生えです。

ざっくり言うと、2チャクラというのは、最初に人間が「個人」であることを自覚して意識し始める段階であり、自分は自分でいいのだという安心感を持って自己確立・自己受容感を培う段階に関係しています。

自分という「個の存在」の意識を最初に確立していく段階が「2チャクラの課題」なのです。

2チャクラが健全な人は、自分はありのままで良いという自己肯定感・自己受容感がしっかり安定しています。

個人としての際立った個性に関わるチャクラでもあり、生殖機能のチャクラでもあるため「新しく創造して産み出す」という生産性・創造力を強める役割もあります。ゆえに、オレンジ色のオーラが強い人は創造的・個性的なクリエイティブ職に向いているなどとも言われます。

通称ヘソナイトやグロッシュラーと呼ばれるオレンジ系のガーネット

逆に、2チャクラに問題がある人、ここがマイナス活性で弱っている人は、乳幼児期にそうした自己確立、自己受容、近親者との情緒的交流において何らかの問題があったのだろうと考えられます。2チャクラが弱ると「健全な自己受容感」が欠落します。

自分をありのままで愛せない常に他人からどう評価されるか、身近な人にどう思われるかを必要以上に気にします。人によっては「仮面」を付けて別人格を装って生きている(何でも人に合わせようとする)ようになります。

社会的に良い人と見られたい、他人から期待されているような役割や人格を演じて生きている、自分がありのままの自分であることを肯定できない、といった傾向が出てきます。

あるいは、身近な近親者との情緒・愛着関係に問題がある人は、成人してから後に異性との愛着関係(つまり身近な接触的・愛着的なレベルでの人間関係である恋愛面)にも問題やトラブルが多くなる傾向があります。

そのルーツを遡っていくと、幼児期の母子関係・父子関係に原因があることが多いのです。

現代人でこの2チャクラに問題がある人はかなり多いです。特に女性に2チャクラ不活性の人がとても多い。その場合に生殖系(不妊や流産)にも影響が出ます。

2チャクラの厄介なところは、単に2チャクラだけで終わらないことが多く、感情や意思を司る次の3チャクラ、他者との愛・信頼関係を司る4チャクラ、本音のコミュニケーションを司る5チャクラ、と複数のチャクラに悪影響を及ぼします。

健全な自己受容・自己肯定ができておらず、個の意識が確立できていないために、感情が不安定でネガティブな不安感を持ちやすく他人との愛情関係を築きにくくなったり仮面を被っているだけで本音のコミュニケーションができなかったりするわけです。

女性に合いやすいオレンジ色の石(オレンジ・ムーンストーン

2チャクラを活性化するオレンジ色の石の代表は、サンストーン、オレンジガーネット(ヘソナイト)、オレンジムーンストーン、タンジェリンクォーツなどです。先ほどのカーネリアンもオレンジ色が強いものは1~2チャクラ両方に作用します。

3チャクラ=感情と意思の座

次の3チャクラは、対人関係によって日々揺れ動く感情、個人としての強固な意思社会性などを司るチャクラです。

色の対応はイエローやゴールド。古代インド語ではマニプーラ(宝石の都)と呼ばれます。中医学ではいわゆる「丹田」という重要な経絡の場所ですね。太陽神経叢のチャクラとも呼ばれます。

ここは感情や意思を司る重要なチャクラであり、下部チャクラ(0~3)の総まとめ役です。

赤ん坊で生まれて「肉体」を持ち、次に近親者との情緒関係の中で「個の意識」を確立し始め、この3チャクラに至って「個人の意識」が完成します

ここが活性して安定してれば、感情的に安定しポジティブマインドで明るく快活になります。

一方で、マイナス活性で不調になると常にネガティブマインドで感情が不安定になりやすく、漠然とした不安感が強くなるでしょう。

ただし、ピンポイントでこの3チャクラだけが「単体で弱っている人」はあまりいません

というよりも、先ほどの2チャクラで見たように、他のチャクラの不調が原因となって、結果として3チャクラに影響が及ぶことでマイナス活性(不安感)になるというケースが大半です。その意味で、この3チャクラは「結果として現れるチャクラ」と言ってもよいでしょう。

その場合は、単に3チャクラだけを活性しても意味がなく根治療法にはなりません。他のどのチャクラに真の原因があるかを探らなくてはいけません。

先ほど2チャクラの自己受容感の欠落が原因して、3チャクラの不活性につながるケースを見ましたが、他には4チャクラに問題があり、他人を信頼できず猜疑心や不信感が強く、対人関係の悪さが起因して、3チャクラの感情面に影響が及ぶという原因結果も考えられます。

ゴールドカラーのルチルは、意思を曲げずに貫くという強いエネルギーを持っています。3チャクラを強めつつセンタリングする働きを併せ持っています。よく言われる金運うんぬんはあくまでオマケにすぎません。

3チャクラに対応するのはイエローやゴールドカラーの鉱石です。黄色い水晶のシトリンが代表格です。

他にはヘリオドール(=黄色のアクアマリン)、ゴールデン(イエロー)カルサイトパイライト(黄鉄鉱)、ゴールドルチルなどです。

これらの石は、弱っている3チャクラを活性して強めるので、沈んだ感情やネガティブな気持ちを払拭して、明るくポジティブな気持ちに切り替えるための手助けとなります。

また3チャクラは別の側面でいえば、強固な意志を貫く、社会的な繋がりを拡大するといった意識も併せ持っています。

単純にフワフワした感情・情緒だけを司るのではなく、個人としての「意思」を明確にして自我を貫くといった「芯の強さ」にも関連性があります。(その意味で情緒・感情面は2~3チャクラの双方に関係します)

ゴールデンカルサイト(イエローカルサイト)も3チャクラに作用する石の代表です。カルサイトの特質として7チャクラの高波動領域にも微妙に作用します。イメージとしては3から7に上昇的につなげていくエネルギーの石です。

心理学的発達論との関連でいうと、3チャクラは少年期(小学校ぐらい)になって兄弟姉妹や多くの同級生たちと最初の共同生活や交流関係がスタートする学童期にベースがあります。

2チャクラで創始された「個の意識」(個体性)を完成しつつ、新しく社会的関係(近親者以外との他者・第三者との交流)に踏み出していく自我の確立と友人関係との両立がこの3チャクラの課題なのです。

ですから、この3チャクラが安定してイエローのオーラが際立って強い人は、明るく社交的なキャラクターになりやすく、社会的な人脈作りが得意な事業経営者タイプと言えるでしょう。商工会議所の会長さんみたいな親しみやすく活発な社交家のイメージです。

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