連日のようにジャニーズ事務所の問題が報道されていますが、ジャニーズ事務所の代名詞とも言うべき人物に焦点を当ててみましょう。
キムタクこと木村拓哉氏の命式は、きわめて五行バランスが偏っている命式であることが分かるでしょうか?五行は水・金ばかりです。そして日干=戊土を助ける五行が皆無です。本来であれば極身弱のどうにもならない命式です。
出生時刻が不明ですが、過去の事象推移から推測するに、おそらく「従財格」だろうと思われます。要するに「特殊命式」だということです。
「特殊命式」(強旺格・従財格・従殺格など)については別記事をご参照下さい。本来の普通命式の基準から考えれば「非常に運勢悪い命式」のはずが、このようにあまりにも1つの五行だけに異常に偏り過ぎると「理外の理」が適用されて「特殊格局」として成立することがあります。
この命式が「従財格」であるならば、良い五行は金・水・木の3つで、反対に火・土を「破神」とみます。破神が大運(後天運)で巡ってくれば「特殊格」は壊れます。不純物が混じってくれば「格局」としての成立条件が崩れ去るのです。そうなると、それまでの絶好調の運勢から真っ逆さまの破滅運へと転落します。
大運を見ると、47才からの丙辰運に入るまで、約50年近くずっと運良く「水・木」ばかりの五行が巡っていたために非常な幸運・繁栄を享受してきたのでしょう。特に甲寅が巡ってきた27~36才までが運勢の頂点で、旺神の水星が木星に漏らされて昇華したため木の官星が良く作用して、異例の名誉・出世を受けることになりました。
しかし、一生破格しないで逃げ切れる特殊命式はほぼ存在しません。人生後半に至れば必ず「破神」は巡ってくるのです。要はそれが人によって早く(20~30代に)来るか、遅く(50~60代に)来るかだけの違いです。この命式は47才から丙火が巡ってきます。破神到来です。
しかし、大運地支の「辰」は三合水局(子申辰)の側に付くため、まだ「完全な破格」には至りません。47~56才までの期間は運勢がガタガタし始めるグレーゾーン期(=いわば仮の破格)と言えます。本人の選択次第では、表面上ガタガタしてもなんとか通り過ぎていかれる可能性がある運です。
ちょうど47才になる前後に「SMAP解散問題」が浮上してきました。前経営者のメリー喜多川氏(強権的な独裁者)に反発した木村以外の4人のメンバーはSMAPを抜けてジャニーズ事務所を脱退する選択肢を選びました。
もしこの時に、キムタムも同じようにジャニーズ事務所を抜ける選択をしていれば、もっと早くに本格的な「破格の現象」が到来していただろうと思います。ジャニーズ事務所にしがみついて残留したという選択は「従財格」であるキムタク氏にとっては最善の選択だったかと思います。
しかし、今回のジャニーズ事務所本丸の「解体」に至って、いよいよ「完全な破格」へのカウントダウンの幕が切って落とされた感じがします。まだ57才に至るまであと6~7年はありますが、大運というのはそんなにきっちりデジタルな区切りで明確に切り替わるものではなく、緩やかに予兆が現れ始めます。
早い人ではもう5年前から、遅くても2~3年前ぐらいから「予兆となる現象」は次々現れてくるものです。それは、夏休みの海水浴場で、まだはるか遠くの南海上に台風本体があっても、時折に巨大な土用波が押し寄せてくる現象とよく似ています。うっかりしていると予想外の高波に溺れることもあるのです。
57才以降になれば、キムタク氏は運勢が急降下していきます。「従財格」が破格したならば、それまで得ていた資産や家庭の円満を失う形になりやすい。あまり大きな財産(商売などをして)を稼がずに、固定給のサラリーマンで細々と生きていれば「破財」の反動現象を最小限に留めることは可能なのですが、キムタクの場合、おそらく固定給ではなく「歩合給」で大きく稼いできていたはずですから、今まで得ていた巨額資産分の「大きな反動」を喰らう形になるでしょう。
キムタクの運命はいわばジャニーズ事務所本体と深く連動した「運勢共同体」です。事務所自体が解体されるなどして、現在の所属から別組織に切り替わった途端に、運勢の歯車が崩壊し始めます。
仕事の件、収入の件、負債問題などが出始めると、おそらく妻の工藤静香さんは離婚を言い出し、2人の娘たちも離れていくという「一家離散」が起こるだろうと予想します。このようにして、それまで得ていた「財産と家庭」を同時に破壊されて失うことになるのが「従財格」の破格した際によく見られる現象です。
特殊命式はその種類によって起こりうる現象が少しずつ異なります。「従財格」は上記に書いたような対策を施していれば「破格」の衝撃を最小限に緩和することができます。このように、格局ごとに起こりうる事象や破格への備え方も異なりますし、破格自体が避けられない(対策が難しい)特殊格もあります。
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