オカルト怪談ネタということで「妖怪」にまつわる怪談をいくつかご紹介しましょう。
以前にも紹介した実話怪談の宝庫=ファンキー中村さんは「妖怪が登場する興味深いお話」をいくつもお持ちです。そこから印象深いものをピックアップしてみました。しかし中村怪談のバラエティーの広さには驚くばかりですね~
丸毛
朧車
少年と鳥天狗
蜘蛛のマジムン
マジムンと波の上宮の女神様
ちなみにファンキー中村氏の生年月日は1964年1月6日で今年が還暦だそうです。
1/6は二十四節気の「小寒」当日なので、節入時刻である16時よりも前の生まれであれば子月扱い、16時以降の生まれであれば丑月扱いとなります。出生時刻が分からないのですが、寅卯の刻(AM3~7時)、巳午未の刻(AM9~PM15時)ではないかと想像します。例えば、午前4時あたりならば以下の命式になります。
丙 甲 甲 癸
寅 寅 子 卯
冬月の甲木は、寒冷で萎縮し、水星大過によって根腐れしやすく身弱傾向となりやすいのですが、この命式は必須の用神をほぼ完備しており、出生時刻によっては季節に反して身中以上の「身旺」になります。
高校を中退し、起業して様々な業種の仕事を兼業してきたということであれば、身旺(通根大過)の命式にありがちな生き方と言えます。あと足りない星は丙火・巳午未の食傷の星でしょうか。悪い五行は水・金・土など、良い五行は火となります。
79 69 59 49 39 29 19 9
丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥
命式自体は悪くないのですが、10年ごとの後天運が今までずっと良い運ではなかったので、仕事面などで(庚申~辛酉の悪神の官星が巡る29~39才ぐらいに)苦労やトラブルが多かったのだろうと思われます。
さらに49才からの己未運の前半は、甲己で干合しますから判断を誤ったり、外部からの厄介な絡み・妨害が発生しやすい時期でした。むしろ今後は純粋に火の星(69才~丁巳運)が巡ってくるので晩年幸福型ですね。
原命式が用神完備などの良い状態であれば、たとえ大運がこのような悪運続きであったとしても、すぐにダメになったり死んでしまうようなことは少ないです。「身旺」の命式は失敗しても再起するバイタリティーがあります。
封印された妖怪オカムロの話
原田龍二のニンゲンTVで、角由紀子さんとのコラボ回に「妖怪オカムロ」について語られています。しかも阿部さんが自宅にやってきた妖怪オカムロを捕まえて封印したとか。そして、その封印をわざわざ解こうとする「角由紀子の狂気っぷり」が垣間見える神回でした。
【考察】妖怪とは何か?
人間の幽霊でもなく、単なる動物霊でもない、謎の存在である妖怪とは何者なのでしょうか?たぶん発生原因やルーツは幾つかの系統に分かれるのだろうと思いますが、
1つには、もとは自然界の何らかの精霊だった存在が「悪意をもった存在」に変化して、土葬された人間の死体が崩壊する際に放出され、墓地などに漂う「幽体の残余」(エクトプラズム的な物質性の濃いエーテル体)を吸収して妖魔として成長していった存在ではないか、と私は考えています。
そして、戦後にあまり妖怪が見られなくなったのは、土葬から火葬に切り替わったことで、墓地に漂うエーテル体の残余物が激減したために供給源が絶たれ、強力な妖怪が前ほどは生まれにくくなったのではないかと考えています。
しかし、現代でも人里離れた山中深くにいけば、大型動物の死骸は常に供給されているわけですから、人間由来の幽体ではなく、大型動物に由来する幽体を吸収し糧にして成長した「山の怪」みたいな妖怪はまだまだ多くいるのではないでしょうか。