7つの主要チャクラの働き③

パワーストーン活用法

残る主要チャクラを見ていきましょう。6チャクラ、ソーマのチャクラ、7チャクラの3つです。

ソーマについては日本では主要チャクラとして全く認知されていませんが、主要7チャクラと同じぐらいに重要度が高いチャクラであるため等しく扱います。

6チャクラ~ 2つの認識(直感と論理的思考)

6チャクラの位置は「眉間」でよく「第3の目のチャクラ」とも言われます。サンスクリット語では「アジュニャー」(命令するの意味)。現代神智学における対応カラーは「藍色」(深い青色)です。

ここの働きは「認識力」です。理解する、知覚する、真理を悟る、外界にあるものを感覚として捉えるという「把握」に関する機能が6チャクラのテーマです。

ただし、6チャクラは全く異なる2系統の「認識力」に関与しています。

1つは「直感的に感じ取る力」=直観性です。こちらは論理や理屈を飛び越えて、見えない因果関係を直感的に感じ取る能力(by ユングによる直観の定義)です。

いわゆる勘が働くってやつでしょうか。インスピレーション独創的なひらめきにも関係します。

もう1つは「論理的に考える力」合理的な思考力・論理的な思惟、すなわちロジカルに考察する思考力です。

いわば、前者が右脳的な認識、後者が左脳的な認識という風にも言えるでしょうか。このように、6チャクラは相反する「2種類の認識力」を司っています。

ゆえに、6チャクラに呼応する「青い石」に関しても、論理的思考を活性するのか、それとも、非論理的な直観力を高めるのかという機能の違いが存在します。

安価に手に入るパワーストーンの代表でもあるソーダライト思考力を高めます。なので、仕事運UPと言われるのもあながち間違ってはいないかもしれません。

ロジカルな思考力を高めるのが、ソーダライトデュモルチェライトの2つです。

受験生など論理的に考える力を強化したい人にはこちらのほうがお薦めです。

ソーダライトは色合いによる微妙な作用の違いがあり、黒っぽいものはグラウンディング力と軽めの魔除け力を持ち合わせています。

論理的思考力を活性する石の筆頭格デュモルチェライトです。多くは水晶にインクルージョンされる形で産出しますが、かなり希少石の部類に入ります。

それ以外の青い石系統はすべて「非論理的な直観力」を高める石になります。

アイオライト、アズライト(アズロマラカイト)、カイヤナイト、ラブラドライト、ラピスラズリ、ホークスアイ、サファイア、パライバトルマリンなどが代表的な石です。

アズライトは単体でビーズになることはありません。マラカイトと混合してアズロマラカイトとして流通しています。

補足になりますが、6チャクラ以上の頭部チャクラについては「必ずしも活性している必要が無い」とも言える部位です。その人の職業によっても必要性が全く異なってくるでしょう。

6チャクラが活性していたほうが有利な職種としては、感性や直観力を求められるアーティスト関係創造的な発想力が求められる職種(その意味では事業経営者も含む)、学者や研究者などになるでしょうか。

上記以外の職種(普通のサラリーマンなど)に就いている方にとっては、6より上のチャクラ活性は必ずしも優先度が高くありません。むしろ、実際には1~5までのチャクラが健全に安定していたほうが実益になります。

逆に1~5までの下部チャクラが全然ダメダメのガタガタ状態になっている人が、6チャクラ以降の頭部チャクラだけを下手に活性してしまうと、かえって統合失調症などの精神疾患を引き起こします。そういう場合は早急にグラウンディング(0チャクラ)を徹底強化して地に足を付けさせないとダメです。

ちなみに、青い石系統の中で最も強力に6チャクラを活性するのが、トルマリンの最高峰と呼ばれる超希少石(ブルートルマリン)のパライバです。ですが、異常に高価ですしまず入手自体が困難でしょう。

パワーストーンの代名詞のようになっているラピスラズリは、産出量も多く、価格もさほど高くないため入手しやすい石なのですが、石の波動がきわめて特殊相性が合う人のほうが圧倒的に少なく、実際はかなり使い勝手が悪い石です。

波長が合わない人が無理にラピスを身に着けると、頭がクラクラして石酔いを起こす場合も多く、そうした傾向が強いので、ラピスには比較的ネガティブな石言葉が付随しがちなのではないかと考えています。

ラピスラズリよりも、その構成成分であるラズライトアフガナイトの方が実際には合う人が多いでしょう。

多くの人に合いやすく使いやすいお薦めの青い石は、アイオライトアズロマラカイトです。こちらにはラピスのような副作用もありません。(アズライトは原石単体では石当たりを起こす可能性がありますが、マラカイトと混在することでちょうど良い馴染みやすい波長に変わります)

アイオライト 菫青石

アイオライトは画像のような綺麗なブルー発色(スミレ色)のものは希少で、大半がグレーっぽい暗色をしています。逆に言うと、日常生活や仕事時に付けていても「派手さが無い」ためにかえって使いやすいのではと思います。

6.5チャクラ=「ソーマ」のチャクラとは?

次に6チャクラと7チャクラの中間(眉間と頭頂の間)に、6.5チャクラ(ハイ6)とでも言うべき「ソーマのチャクラ」というマイナーチャクラが存在しています。日本のパワーストーン業界ではほぼ紹介されていません。

「ソーマ」とは古代インド神話において神々が常飲している「神様専用のお酒」「霊力を増す飲み物」です。

そこから連想できるように、ソーマのチャクラとは、6と7を繋ぐパイプのような機能を持つ部位で、霊性の開花に深く関係するチャクラと言えます。

ソーマから7チャクラ以上を活性する希少石タンザナイト。ロバート・シモンズの提唱するハイバイブレーションの12鉱石(シナジー12)にも入っています。

先に言ってしまうと、頭頂部の7チャクラ「霊的なものをキャッチするアンテナ」「霊的なものが出入りするチャネル」なのですが、それを感覚として落とし込んで理解し把握するには「6チャクラ」の認識力を必要とします。

ソーマのチャクラは、この7チャクラでキャッチした霊的情報を6チャクラ(感覚・理性)に落とし込む働きに繋げる部位なのです。

そもそも頭部にある3つのチャクラ(6~ソーマ~7)は全てがある意味で「精神的な働きのチャクラ」と言えます。6は「形がないもの」を理解するための認識力の座、6.5のソーマは認識範囲をさらに広く拡大する働き、7は霊的・スピリチュアルなエネルギーにアクセスするアンテナとなる部位です。

チャロアイトもソーマを活性化する石の1つ。黒いエジリン輝石が混じるためグラウンディング作用も付随する使い勝手のよい石です。

ゆえに、6は霊性の目覚め、ソーマは霊性開花の入り口、7は霊的チャネルそのものと言えます。

というわけですから、前回も書いたように、日常生活においては、6よりも上の「頭部チャクラ」は必ずしも活性していなくても全然健全に生活できます。

むしろ、下手に開いているほうが、余計な情報ばかりを感知してしまって疲れるでしょう。その意味では完全なオプションと言えます。覚悟ができた人だけが開くべきチャクラです。

アメジストは水晶なので空間浄化力も併せ持っています。ベッドの枕元に置くという使用法もよく言われます。

6.5チャクラの現実的な機能(スピリチュアルとは無関係の機能)としては、視野を拡大する、認識範囲を広げるという機能があることから、多面的に物事を捉えられるようになる、思考が柔軟になって柔らかアタマになる、というメリットが付随するでしょう。視野が狭い人、思考が頑なで柔軟性に乏しい人は、ソーマのチャクラが閉じているかもしれません。

ソーマ活性の代表石(第1選択肢)であるアメジスト

ソーマのチャクラに対応する色がパープル(紫)です。代表格はアメジスト(紫水晶)ですね。

アメジストは安価で流通量が多いパワーストーンの代表格のような石ですが、意外とその波長に特徴があって、合う人と合わない人が明確にスッパリと分かれる石です。

スギライトは枯渇して流通量が激減したため紫色の綺麗な個体は今では入手困難となっています。しかし、霊性を増しつつ同時に「魔除け力」も付随するためお薦めの石ではあります。

アメジストが合わない場合は、それ以外の紫の石を探しましょう。

チャロアイト、スギライト、タンザナイト、パープライト、ティファニーストーン、フォスフォシデライトなど、意外と選択肢はたくさんあります。(ただし、スギライトとタンザナイトは超希少石で入手が困難でしょう)

7チャクラ=霊的チャネリングのアンテナとなる

7チャクラは完全にスピリチュアルかつ霊的なチャクラです。普通の生活をしている人はほぼ開く必要性が無いチャクラと言えるのですが、欧米の神智学の流れにあるスピリチュアリストたちは、7チャクラ以上を開く高波動領域の石を特にありがたがる傾向があります。

サンスクリット語では「サハスラーラ」(蓮の千枚の花弁)、対応するカラーは「無色透明の白」です。ちまたのパワーストーン業界で言われている「紫」ではありません。

7チャクラの機能は、見えない霊的なビジョンやエネルギーをキャッチするためのアンテナ機能です。いわゆるハイヤーセルフや守護霊・守護天使たちと交流するために、などと言われます。

しかし、実際には人間性(霊格)が低い人1~5の基礎となるチャクラがガタガタ状態の人、自分自身の発している波長が低く粗悪な人(妬み恨み嫉みで基本生きている人)、が下手にこの7チャクラ系を開いてしまうと低級霊(憑依霊・地縛霊)ばかりがアクセスしてくる結果になります。

「波長一致の法則」から考えて当然の結果です。低い暗い波長のものは、同じ波長のもの同士で自然と引き合って集まります。

このチャクラを開いてよいのは、人間的にしっかりとした人、自分自身が低波動に落ちていない人、1~5の基本となるチャクラが完全に活性・調和している人と考えてください。

ちまたによくいるフワフワした脳内お花畑の自称スピリチュアル系人間は、たいてい0チャクラ=グラウンディングからして全然ダメダメの傾向があります。先に0~3までの下部チャクラを整える方が先でしょう。

7チャクラを活性する石は、日本のパワーストーン業界では語られない石が大半です。あまり馴染みが無い石でしょう。筆頭格がフェナカイト、ペタライト、ナトロライトですが、まずもって入手困難でしょう。

隕石やテクタイトの多くも高波動領域の石になります。モルダバイト、ギベオン隕石、チベタンテクタイトなども7チャクラ以上を強烈に活性しますが、強烈すぎて石当たりを起こしやすいのと、偽物が多数出回っているためお薦めしにくい石です。普段使いするためのパワーストーンとは言いにくいです。

高波動の石で比較的手に入れやすいのがダンビュライト、アポフィライトあたりでしょうか。

あと意外に思われるでしょうが、透明なカルサイト(ホワイトカルサイトやオプティカルカルサイトと呼ばれる)も7チャクラ以上に働き掛ける高波動の力を多少なりと持っているようです。

タイトルとURLをコピーしました